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東京モーターショー

実際に足を運ばれた方も多いのでは?2年に1度の国際ショーとあって、
今年も連日数多くの来場者を集めた東京モーターショーでしたが、
二輪でもEVの出展がかなり目立っていたと言えるしょう。
より現実的な車両展示が増えたと言われる昨今ですが、
今回は夢のようなコンセプトマシンから、 市販化も近いと思える作りこみの車両まで、
バラエティに富むEVが展示され会場を沸かせました。

中でも驚いたのはカワサキ! ヤマハやスズキはEVを市販化した実績がありますから、
何かしらの展示があるだろうとは予想していましたが、カワサキがコンセプトとはいえ、
あれほどまでに斬新な車両を発表するとは本当に驚きましたネ。
もちろんその他のメーカーも非常に意欲的な車両を出展していましたので、
今回の東京モーターショーは、EV界にとって、
近年稀に見る『豊作の年』だったと言えるでしょう。

各社の車両を出来る限り詳しく解説しましょう

従来の車体サイズのまま、航続距離100kmを実現するEV100。
現在市販化に向けて開発が急ピッチで進んでいるそうですよ。発売時期が気になります!

発売が待ち遠しいミレットEV100

ペダル付きモペットのEVとして人気のプロッツァ・ミレット。
数年前にはバッテリーをリチウム化してLi350/Li500を発売し、
シーンを牽引してきましたが、
ショー会場で開発中の『EV100』を発表。
なんとEV100の航続距離は100kmだそうです!
ついに原付クラスでもこうした航続距離を誇る車両が出てくるようです。

発表直後からネットで話題騒然となった三輪EVJ。川崎重工業が開発中の路面電車で実現させた『ギガセル』という
ニッケル水素電池を搭載してモーターを駆動。

特筆すべきところ

走行シーンに合わせてコンフォート/スポーティと車体ディメンジョンが
可変式になっている点!一体どんな乗り味なんでしょうねぇ。

  • 川崎重工が研究を進める次世代路面電車『SWIMO(スイモ)』に搭載するニッケル水素電池『ギガセル』は高速での充放電が可能な大容量電池。環境にやさしい材料を使用し、また取り扱いも安全で、さらには組立・解体も容易な次世代の蓄電池だそうですよ。

  • リラックスした姿勢で乗るコンフォートモード、人車一体感の高まるスポーツモードと、シーンに合わせてトレッド幅やホイールベース、乗車位置を可変させる仕組み。未来の乗り物らしいユニークな機構ですね。

バイクで言うタンクの部分にe-let’sでも採用された取り外し可能なリチウム電池を搭載。
複数のバッテリーを持っていれば、電池切れを起こしても安心です。

スズキが提案するEVバイク

メインステージ上でXTRIGGER(エクストリガー)というレジャーEVを発表しました。
ユニットはe-Let’sを使用しながら、まったく新しいファンビークルとして
レジャーバイクの未来を提案。
また、かれこれ10年近く研究開発を進めている燃料電池車は前回よりもさらに
小型化を進めて展示されていました。
2台とも、かなり現実的な車両だったように思えます。
特にXTRIGGERはこのまま発売されたら大ヒットしそう!

  • SUZUKI Fuell Cell Burgman

    燃料電池(Fuell Cell)車は、『水の電気分解』の逆反応を利用し、水素を供給することで電気を生み出し、モーターを動かします。高圧水素を使うので小型化が難しく、安全性にも配慮が必要ですが、今回のFuell Cellバーグマンは既存のボディ内でユニットが完結しており、劇的に小型化が進んでいることがわかります。

バッテリーとモーターの納まるフレーム部分が同じだと分かります。これならいろんなモデルに転用可能ですし、
コストダウン効果も絶大でしょう!

計4台ものEVを出展したヤマハ

PES1&PED1は、バッテリー・バッテリーケース(フレーム)・モーターの基本ユニットを
同一としながらオン用のPES1と、オフ用のPED1という2つのコンセプトを提案。
つまり足周りと外装の変更だけで違うジャンルのマシンに変身できるということです。
またEVINOとEKIDSはモーターやバッテリーを共通化し、
さらに既存モデルの車体を最大限に活用したコンバートEV!
もしかすると市販も近い!?

  • ヤマハが発売した電子バイオリンにデザインの着想を得たというPES1。空洞を生かした斬新なデザインが目を引きます。やっぱりEVはこうでなくっちゃ!

  • VINOの車体を利用したEVINOと、PW50の足周り利用したEKIDSはモーター部分を共通化。VINOのような原付クラスでは、今後EVINOのようにコンバートEVが主流となるのかもしれません。

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