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エリア情報 東海エリア 岐阜県・奥美濃地方
MESSAGE FROM ON THE ROAD 岐阜県・奥美濃地方
奥美濃の山々と、せせらぎの聞こえる国道。
 この時期になると思うのが、少しでも涼しいところに行きたい、ということ。バイクに乗るひとであれば、外で敏感に暑さを感じる分余計そう思うのではないかと。エンジンの熱、アスファルトの照り返しなんてバイクに乗らないと感じられないし。
 そこでこの時期だからこそ、涼を求めてツーリングの目的地に選んだのは、岐阜県奥美濃地方。響きが涼しい…。スキーやスノーボードをやるひとであれば(やらなくても!?)スキー場が数多くあるところとしても有名である。そんな奥美濃は冬のスキー場だけでなく、この暑い時期にも(それがツーリングなら尚更)オススメしたい場所というワケ。今回は、YSP名古屋北のスタッフである小島さんとともにツーリングへと向かった。東海北陸自動車道を郡上八幡ICで降りるとそこは郡上市。郡上の市街地エリアとスキー場が点在する高原エリア、奥美濃とはこのあたりを合わせて、そう呼ばれる。
 インターを降りてすぐの八幡町を横目に、まずは国道472号線を北上。周りを山々に囲まれた気持ち良い道路であることは言うまでもないのだが、並行して流れる吉田川がより一層この道をバイクで走らせることを気持ち良くしてくれる。川の流れる音、そして近くに川が流れている雰囲気って実に涼しげだ。そうそう、この国道はせせらぎ街道って言うんだった。この名前は有名だし、知ってるひとも多いはず。何気なく使っていた名前だけど、なるほど頷ける。改めてバイクを走らせるにはピッタリな道だと思う。
 さて、472号をしばらく行くと右手に見えるのが、道の駅「明宝」非常に大きな道の駅で、ゆったり広い駐車場の中央に雄々しく建つ名馬「磨墨」像が目印。場所はせせらぎ街道の中でも中間地点。中は、物産館、喫茶店、無料休憩所、観光案内所などとても充実した施設。ここは道の駅だけど、磨墨の里公園とも呼ばれるだけあり、前に挙げた施設以外に、せせらぎの家というポケットパークなんかもある。季節ごとの表情を見せる木々をゆっくり堪能することができるので、休憩ついでに立ち寄ってみてはいかがだろう。
 そこから再び北上。飛騨美濃道路の料金所を越えてすぐにあるのが、「パスカル清見」という道の駅。山裾に広がる広大な園内には、ペンション、オートキャンプ場、レストラン、売店の他、芝生広場、体験施設、果樹園、ラベンダー園といった施設の数々。レストランでは本格的なパスタや創作料理が楽しめるし、外のテラスからはすぐ近くを流れる馬瀬川を眺めながら食事することも出来る。早速、テラスに出て、川沿いを歩いてみた。この日は、バイクを止めるとすぐに汗が出てくるるくらいの暑さだったが、川の側にいると、汗がひいていくあの感じ、そう「涼」を感じることが出来る。う〜ん気持ちいい! ここの道の駅、訪れるライダーは非常に多いので、ライダーのための食事、「ライダー丼」なんてのもあるそう。是非おためしを。
新緑の溢れる山々の間を流れる川のせせらぎ、ツーリングの醍醐味を感じる道だ
歴史ある街並みで、受け継がれる水の文化。
 2箇所の道の駅を訪れたあとは、国道472号線を引きかえし、八幡町へ。ここ郡上八幡、この時期になると郡上おどりがあることでも有名。今年は7月15日から9月9日までの合計32夜行われる予定だそう。郡上おどりは400年以上も続く伝統ある行事で、毎年多くのひとが訪れるのだが、中でもお盆(今年は13日〜15日)に行われる徹夜踊りは、町中にあふれたひとが徹夜で踊り続けるという、なんともエネルギッシュな企画。(ちなみに編集担当、毎年通ってます! 盆踊りなんて踊ったこと無いし…、なんて心配しなくでも全く問題ナシ! 列に加わって前のひとの見よう見まねで踊り出せば時間を忘れます!! あ〜待ち遠しい。)ナイトツーリングなんかしながら踊りに行くってのも粋ではないかと。
 八幡町には郡上おどり以外にも、様々な見どころがある。今回のツーリング、「涼」を求めて、ということで紹介したいのが「水」。先述した川のせせらぎとはまた違った水にまつわる「涼」がここ八幡町にある。それが「宗祇水」。環境省が選定した「日本名水百選」の第1号が実はここ。坂道を歩いて少し下ったところにあり、その湧き出る水の涼しげな雰囲気が、体はもちろん、心も癒してくれる。郡上八幡が「水の町」とも言わるのは、この宗祇水をはじめ、奥美濃の山々から流れ出し市街地を流れる吉田川、生活用水としても使われる用水「いわがこみち」、窓から竿を出せば釣りが出来そうなほど、川に沿って建てられた家(まだエアコンの無い時代、窓から入る川風が、夏には大変重宝されたそう)など、歴史とこの土地だからこその自然環境、そして現在暮らしているひとの生活が絶妙なバランスで保たれているからではないだろうか。
 夏だからこそ、涼しげなところを求めるライダー心理。であれば、今年の夏、ツーリングの目的地にこの郡上をはじめ、奥美濃の地を選んでみてはいかがだろう。きっと、吉田川のせせらぎや歴史ある名水があなたの心を癒してくれるはず。
 せせらぎ街道、そして郡上八幡の町を堪能してきた今回のツーリング。最後に、郡上八幡のおすすめそば処を紹介したい。
 「泉屋」は創業以来76年を迎える老舗。郡上八幡市街で創業当時のままの建物で営業しているこのそば処では、いつでも打ちたてのそばを味わうことが出来る。天然の素材にこだわった様々な食事は、必ずや訪れたひとを満足させてくれるだろう。徹夜おどりのときは営業時間が長いのがウレシイ。(この辺りのお店は全てか!?)
町のいたるところに郡上おどりの文字が。この土地のひとにとっては、夏の一大行事。住むひとみんなが大切にしているのがわかる
白雲水 白雲水 宗祇水は別名「白雲水」とも呼ばれる史跡。もちろん飲むことも可能。この日も、歩き回って乾いた喉を潤すひと、ペットボトル持参のひとなど、多くのひとがいた。周りの景色も水の町、郡上を感じさせてくれる
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