今月のライダー
田宮 徹【たみや・とおる】
横浜生まれ、横浜育ちのフリーランスライター。バイクに詳しいが、食には詳しい以上にうるさい。今回のツーリングの「裏テーマ」は三浦の絶品&B級グルメだったらしい。
冬だからこそ行きたい暖かく穏やかな散歩道
神奈川県南東部にあり、東京湾と相模湾に面した三浦半島は、静岡県の伊豆半島や千葉県の房総半島と比べてしまえば、純粋にライディングを楽しめる場所はだいぶ少ないのだけれど、冬にバイクでふらりと出かけるには、なにかと“ちょうどいい”エリアだ。
冬のバイク遊びは、寒さとの対決だ。長い距離を走ったり、標高があるワインディングに上ったりするのは、修行に近いものがある。
でも三浦半島なら、僕の地元の横浜から近いのはもちろんのこと、東京や埼玉からでも、高速道路をちょっと走ればすぐにたどり着く。千葉からだったら、フェリーで東京湾を渡る手もある。つまり、寒さで凍える前に到着できる場所というわけだ。しかも三浦半島は、関東圏の中では平均気温が高め。ゆるりと走っても飽きない景色の中で、冬でも過酷じゃないバイク散歩が楽しめてしまうのだ。
ところが、三浦半島の先端に三崎漁港があることや、江の島や逗子あたりのシラス人気が佐島漁港などに飛び火したことから、相模湾に面した側の三浦半島を、「マグロとシラスを食べに行くためだけの場所でしょ!? 」と、あまり注目していないライダーが多いらしい。
う〜ん、みんなもったいない!
表ばかりでなく、もっとディープな三浦を知れば、きっとその魅力にとりつかれるはずなのに……。